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『Parade (a Drip, a Drop, the End of the Tale)』展
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終了した展示
31/08/2021 - 21/11/2021

『Parade (a Drip, a Drop, the End of the Tale)』展

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31/08/2021 - 21/11/2021

世界的な注目を集める毛利悠子氏のキネティック・スカルプチャーの世界を体感

360度見渡すことのできるバーチャルツアーで展示を訪問

ジャパン・ハウス サンパウロにて日本人アーティスト毛利悠子氏『Parade (a Drip, a Drop, the End of the Tale)』展2021年8月31日から11月21日まで開催します(2F/入館無料)。毛利悠子氏の繊細でありながらも力強いインスタレーションは、日本文化のひとつの側面である「はかなさ」や「無常」を感じさせ、キネティックアートとサウンドアートで構成されています。本展は9月4日から開催される第34回サンパウロ・ビエンナーレに出展される「暗いけれど私は歌う」とのコラボレーションプログラムのひとつです。

実用性の中の美

本展は毛利氏の代表的な作品である「パレード」と「モレモレ」のふたつの展示をベースに特別制作されました。「用の美」を尊重し、日用品を用いたインスタレーションから普遍的な美を表現。「用の美」とは、日本の思想家・柳宗悦(1889年~1961年)が提唱した、「実用性の中にある美しさを大切にする」という概念です。

「パレード」について

現在、東京藝術大学で教鞭を執る若きアーティスト毛利氏の作品に見られる繊細なバランスは、様々な分野の専門家との長年にわたる研究の集大成とも言えます。「パレード」は、テーブルクロスに描かれたカラフルな果実のイラストをコンピューターに読み込ませ、電流に変換することで点灯や消灯を繰り返すランプ、飛び跳ねるはたき、命が吹き込まれたかのようなアコーディオンなどのオブジェに思いがけない反応を起こすインスタレーションです。オブジェには、アーティストが世界各国で収集したものが用いられています。生態系とも言えるこれらのインスタレーションは、毛利氏が幼少によく通っていた植物園で観察した半人工的な自然や四季の移り変わりにインスパイアされています。

「モレモレ」について

本展の作品には、毛利氏の多くの作品にも息づいている「はかなさ」や「無常」と言ったテーマが取り込まれています。「モレモレ」は意図的に水漏れを作り出し、それに対処することで水漏れを抑え、水を循環させる構造となっているインスタレーションです。この作品は、東京の地下鉄で頻繁に発生する水漏れの際、ペットボトル、バケツ、傘やホースなど、様々なアイテムを活用し水漏れに対処する駅員たちが作り出したオブジェを2009年から写真におさめたシリーズに端を発し、長い年月をかけ、より精巧なスカルプチャーとして生み出されました。

本展はまた、アントニオ・カルロス・ジョビン(ブラジル人作曲家)へのオマージュでもあります。名曲「3月の水」を想起するオブジェと、南米のトロピカルな要素をインスタレーションに取り入れ再構築しています。

「毛利氏の作品は重力や磁力、光など目に見えない力やエネルギーを再構築し、何もない空間からそれらを視覚化しようという発想にフォーカスが当てられています。本来の用途から切り離されたオブジェが詩学的に繋がり、空間を形作ることによって私たちの身近にある物を再認識させるこの作品は、見る人の興味を掻き立て感嘆を呼ぶでしょう」とジャパン・ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザギ・ジーネンは語ります。ジャパン・ハウス サンパウロは、全ての来館者に本展を楽しんでいただけるよう、音声ガイド、手話、点字などのアクセシビリティツールをご用意しています。

世界で高く評価されている毛利悠子の独創的なアート

毛利悠子氏の独創的なアートは近年、日本、フランス、イギリスをはじめ、世界各国で注目されています。主な個展に「SP. by yuko mohri」(2020年 銀座ソニーパーク、東京)、「Voluta」 (2018年 カムデン・アーツ・センター、ロンドン)などを開催。Japanorama: New Vision on Art since 1970(2017年 ポンピドゥー・センター、メッス/フランス)、Biennale d’Art Contemporain de Lyon 2017(フランス)など、グループ展にも参加しています。

毛利氏は日産アートアワード(2015年)、神奈川文化賞未来賞(2016年)、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞「メディア芸術」(2017年)を受賞しています。2018年には文化庁文化交流使東アジア文化交流使として中国に滞在した経験を持っています。

第34回サンパウロ・ビエンナーレ招待アーティスト

毛利悠子氏は第34回サンパウロ・ビエンナーレに招待されているアーティストのひとりです。昨年、同プログラムのひとつとして開催されたグループ展「Vento」(2020年)にも参加しています。サンパウロ・ビエンナーレでの展覧会は、イビラプエラ公園シッシロ・マタラッツォ・パヴィリオンにて2021年9月4日から12月5日まで開催されます。

サンパウロ・ビエンナーレは2006年以降、ブラジル国内の他国の文化施設とのコラボレーションを実施していませんでした。今回のジャパン・ハウス サンパウロとのパートナーシップは、ブラジル国内での日本人若手アーティストへの関心の高さを示すと同時に、ジャパン・ハウス サンパウロが日本文化や日本のアートの対外発信拠点として重要性が広く認められていることを示しています。「ジャパン・ハウス サンパウロでの8月末からの開催、そして9月からの第34回サンパウロ・ビエンナーレでの展覧会は、毛利氏の作品を知り、触れることができる素晴らしい機会です」ジャパン・ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザギ・ジーネンは語っています。

期間:2021年8月31日~11月21日*
場所: ジャパン・ハウス サンパウロ2階
入場無料
展示場はバリアフリーです。

来館者の皆様に安心・安全にご来館いただけるよう、事前のオンライン予約にて来館時間を指定いただくよう推奨しております。 https://agendamento.japanhousesp.com.br/ 

ジャパン・ハウス サンパウロ
住所:
 Avenida Paulista, 52 – Bela Vista, São Paulo
開館時間:
火曜日~金曜日 10時~18時*
土曜日 9時~19時*
日曜日・祝日 9時~18時*

*開館日時はサンパウロ州政府の新型コロナウィルス感染抑制対策ガイドラインにより変更になることがございますのでご了承下さい。

*新型コロナウィルス感染抑制のためジャパン・ハウス サンパウロは収容人数制限をして運営しています。
詳細は こちらから

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住所

アヴェニーダ・パウリスタ 52
ベラ・ヴィスタ – サンパウロ / SP
電話: +55 11 3149-5187

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土曜日・日曜日・祝日 | 10:00 ~ 19:00
月曜日* | 休館

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