『トモ コイズミの幻想的な宇宙』展ポルトアレグレ市イベレ・カマルゴ財団美術館で開催
* ご来館前にオフィシャルサイト イベレ・カマルゴ財団美術館 で開館日時をご確認ください。
360度見渡すことのできるバーチャルツアーで展示を訪問
イベレ・カマルゴ財団美術館はジャパン・ハウス サンパウロとの初コラボレーションとして、5月1日～7月11日ポルトアレグレ市（RS州）において『トモ コイズミの幻想的な宇宙』展を開催します。 ジャパン・ハウス サンパウロの構想による同展示は、既存のトレンドをあえて避け、大胆なまでのコンテンポラリーファッションを創造するアーティストの視点を見せます。2019年のニューヨークファッションウィークで脚光を浴び、ファッション界で賛美と尊敬の声を集め続ける若きドレスデザイナー・小泉智貴氏による驚くべき創作13着が展示されます。
トモ コイズミは50mから200mほどもある日本製オーガンジーを用い、独特なカラーリングとボリューム感のある華麗な衣装で、日本の伝統文化とポップカルチャーの両方をリファランスとして表現、異才を放ちます。在ポルトアレグレ領事事務所の後援を得て、このたびのトモ コイズミの個展はジャパン・ハウス サンパウロが全国各地の文化施設とのコラボとして今年から取り組んでいるイティネラント・プロジェクト（移動展示）の一環として開催されます。
展示紹介動画
千葉県出身、32歳の小泉氏は大学時代に制作した洋服がセレクトショップのオーナーの目にとまり、オリジナルブランド「TOMO KOIZUMI（トモ コイズミ）」を立ち上げました。その後、様々な日本人デザイナーのもとでドレスデザイナーを務めました。2016年、歌手のレディー・ガガが来日した際に、小泉氏の衣装を着用。2018年には、彼の インスタグラム がケイティ・グランド（当時「LOVE」マガジン編集長）の目に留まったことをきっかけに2019年、マーク・ジェイコブスのサポートを得てニューヨークファッションウィークでのコレクション発表を実現させました。彼自らが丁寧にカッティングし制作した多彩なカラーリングと圧倒的なボリューム感を誇る作品の数々は、小泉氏のファッション界でのキャリアを大きく羽ばたかせました。彼は現在、世界中のメディアやSNSで注目を浴びています。
2019年・2020年コレクションのアイコニックな10着が小泉氏の視点の真髄を見せます。加えて、ブラジル展のためにカーニバルと日本の伝統的着物をリファランスとして融合させた3作品が制作されました。また作品展示と併せて、東京ファッションウィークでの最新のショーのムービーではトモ コイズミ作品の劇場性やパワーを感じられる仕掛けになっています。
展示会場の壁には、小泉氏のキャリアや製作プロセスに関するクリッピングも展示。作家のインスピレーションとなったイメージや、本人が近年撮影した写真なども観ることができます。
「小泉氏は、華麗さと驚くべき才能、類まれなる創造性と溢れるパワーを持つアーティストです。彼の創る作品はグラマラスで繊細、そしてその作品が纏うドラマティックさは丁寧な作品創りと完璧に調和しています。またこれらは、日本の伝統と、漫画、ロボットやロリータ文化といったポップカルチャーを融合させ創り出されています」と今回Metro Arquitetos設計事務所に展示デザインを託したジャパン･ハウス サンパウロ企画担当局長ナターシャ・バルザギ・ジーネンは語ります。
イベレ・カマルゴ財団美術館のエミリオ・カリウ理事長にとって今回の展示は、同館を新たに支える3本柱となるファッション、デザイン、建築部の皮切りになると語ります。｢イベレ・カマルゴ財団美術館は2002年のヴェネツィアビエンナーレで金獅子賞に輝いたアウヴァロ・シーザ建築家の設計による建物。同じく同氏の手による木製家具はイベレ・カマルゴ氏がテキスタイルをデザイン。1960年代から来館者やスタッフに親しまれてきました。トモ コイズミ展がこれらの豊かな遺産と私たち財団の新たな部門の門出に光を照らしてくれると信じています。｣とカリウ理事長談。
ジャパン・ハウス サンパウロはサンパウロ市パウリスタ大通りにあり、日本の多様な文化側面を紹介・普及する発信基地です。同館の新しいフェーズにあたり、ブラジルと中南米に統合的に拡張アプローチするプラットフォームを目指します。｢新フェーズの皮切りに、イベレ・カマルゴ財団美術館とのコラボレーションでガウーショ（ＲＳ州民）の皆さまに今の日本を紹介できることは私たちにとってこの上ない光栄です。｣とジャパン・ハウスのエリック・クルッグ館長 は歓びを表現します。
『トモ コイズミの幻想的な宇宙』展はバリアフリー、点字、音声説明を備え、どなたにも年齢を問わず楽しんでいただけるよう準備しています。既存のトレンドをあえて避け、大胆なまでのコンテンポラリーファッションを創造するアーティストの視点を見せることで、一般来館者だけでなくファッション愛好家をも魅了します。2020年2月のLVMHプライズのファイナリストでもある小泉氏は現代日本を代表する新鋭デザイナーであり、国内外の多くのセレブリティを魅了します。そして世界を舞台に羽ばたく彼の作品はレッドカーペットやガラパーティーでその存在感をひときわ放ちます。
『トモ コイズミの幻想的な宇宙』展
開催期間：5月1日～7月11日
会場：イベレ財団 Avenida Padre Cacique, 2000 – ポルトアレグレ
開館日時：D金曜～日曜PM２時～PM７時（入館はPM６時まで）*
サイト: www.iberecamargo.org.br
Facebook: www.facebook.com/fundacaoiberecamargo
Instagram: @fundacaoibere
バーチャルビジットGoogle Artes & Culture: https://goo.gl/wYr75v
* ご来館前にオフィシャルサイト イベレ・カマルゴ財団美術館 で開館日時をご確認ください。
- ガイド付入館（お一人様）R$ 20,00
- ガイド付入館（お二人様）:R$ 30,00
- ガイド付入館（お二人様）+ カタログ: R$ 40,00
- ガイド付入館（お二人様）+ カタログ + 駐車料金:R$ 70,00