『DŌ (道) ― 徳の極みへ』展
この度、在ブラジル日本国大使館と共催、ブラジリア連邦直轄区政府、文化・クリエイティブエコノミー事務局の協力のもと、ブラジリア美術館(MAB)にて『DŌ (道) ― 徳の極みへ』展を2月28日から4月28日まで開催します(入館無料)。日本の武道の歴史、技術そして理念を紐解く本展は、ジャパン・ハウス サンパウロをはじめ、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、メキシコシティ(メキシコ)、リマ(ペルー)を巡回。
新たなコンテンツも加わったブラジリアでの開催では、合気道、剣道、空手道、柔道、相撲、弓道、銃剣道、薙刀そして少林寺拳法を写真、ピクトグラム、テキスト、映像やデモンストレーションを通して、“道”の世界を紹介します。
ブラジリア美術館のピロティとエントランスホールを活用した200 m²にも及ぶ展示空間の構成は、日本建築の伝統的工法の木組みに着想を得て、建物と空間が調和した道場を彷彿とさせるミニマルな空間となっています。また、来館者が武道の技や理念と触れ合うことを目的としたワークショップやデモンストレーションを開催するための畳スペースも用意しています。
「武道」を通した日伯交流
日本語で「道」は文字通り”みち”、あるいは進むべき方向を指しており、規律、修行、自己鍛錬の意味を持って語られます。「武道」とは、技術と共に精神性との完璧な調和を目指し、心・技・体を一体として修練することを意味します。礼の心を重んじ、心・技・体を鍛え、規律を持って実践することで、独自の精神性を生み出しています。本展では、「道」の世界を紹介するとともに、日本と武道に興味を持つ人々に学びと交流の場を提供し、その道を進み続けることも目的としています。現地のスポーツ団体や日伯協会と連携し、本展で紹介されている武道の基本的な技のデモンストレーションを含めたさまざまなプログラムを予定しています。
ブラジリアでの開催に向けて
ジャパン・ハウス サンパウロのブラジル首都でのはじめての試みについて、在ブラジル日本国大使館の林 禎二大使は:
「ジャパン・ハウス サンパウロの展示をブラジリアで開催できることを大変嬉しく思っています。来館者の皆様は様々な日本武道の歴史や理念に触れることが出来ることでしょう。この展示を通して、人々が理解し合い、日伯の友好関係がさらに深まる機会になればと思っています」と述べました。
また、ジャパン・ハウス サンパウロ副館長のカルロス・ホーザは:
「2021年から、ブラジルそしてラテンアメリカの様々な都市で企画展巡回プロジェクトを実施してきました。ブラジリアという重要な首都で、在ブラジル日本国大使館と共にブラジリア美術館で本展を開催できることは、日伯関係の絆を深めることを目指す私たちにとって大変意義ある活動です」と語りました。
ブラジリア美術館(MAB)マネージャーのマルセロ・ゴンチャロフスカ・ジョルジ氏は:
「ジャパン・ハウス サンパウロの企画を展示開催できることは大変光栄です。これは美術館とブラジリア市民のかねてからの願いでした。日本文化はすでにブラジル文化の一部であり、その文化に触れることは、私たちブラジル人のアイデンティティにも触れることにつながります」と語りました。
本展では日伯協会及びスポーツ団体のコーディネートのもと、デモンストレーションを実施する他、日本の文化に触れていただくワークショップも開催します。
スケジュール:
→ 武道のデモンストレーション
空手、柔道、合気道、剣道、弓道のデモンストレーション
日時:2024年3月2日~2024年4月28日期間中の土曜日、日曜日(3月30日、31日を除く)
時間:午前10時~11時30分、午後2時から3時30分
会場:ブラジリア美術館ピロティ
→ 教育アクティビティ
日本の伝統や遊びを紹介するワークショップ
日時:2024年2月28日4月28日期間中
月曜日~金曜日は教育機関対象、土曜日~日曜日は一般開放
7歳より参加可。
事前申し込み不要。各アクティビティの開始30分前より先着順でご参加いただけます。
お問い合わせは:Mais informações: @museudeartedebrasilia / @mediato.art
ジャパン・ハウス サンパウロ 『DŌ (道) ― 徳の極みへ』展
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開催期間:2024年2月28日~2024年4月28日
会場:ブラジリア美術館(MAB)
住所:SHTN Trecho 1, projeto Orla Polo 03, Lote 05
開館時間:10時~19時(火曜日休館)
入館無料
電話番号:(61)3306‐1375