展示

『日本のストリートファッション』展

1950年代から2020年代にかけて撮影された写真を通して、 時代を反映し、世界的なトレンドも生み出してきた日本のストリートファッションを紹介します。

会期

2024.06.25―2024.10.20

火曜日~金曜日

10時~18時

土曜日・日曜日・祝日

10時~19時

入館料

無料

オンライン予約(オプショナル)

Agendamento online antecipado (opcional)

アクセシビリティプログラム

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『日本のストリートファッション』展

日本のストリートファッションに焦点を当て、1950年代から現代に至るまでのファッショントレンドを100点以上の写真を通して紹介する『日本のストリートファッション』展

本展は、『ジャパン・エフェクト:15のファッションエピソード』展 (2F/9月1日まで開催)と同様、ファッションディレクター山口 壮大氏が監修します。東京の若者とファッション・カルチャーを研究するメディア『ACROSS』(株式会社パルコ)と日本のストリートファッションを記録してきた雑誌『FRUiTS』協力により開催します(ともに入館無料)

日本のストリートスタイル

会場では1950年代から2020年代にかけてのストリートファッションの変化を10年ごとのスパンで捉え、様々な世界のトレンドファッション映画音楽に加え、これらの時代の文化社会政治経済の変化を受け生まれた日本のカウンターカルチャーに迫り、リアルストリートファッションを紹介します。

ジャパン・ハウス サンパウロの企画局長ナターシャ・バルザギ・ジーネン「本展は、今年5月から開催しているファッションをテーマとした展覧会の一環として、日本の日常生活と、昨今の文化的、社会的な変化が若者のストリートファッションにどのような影響を与えたのかを取り上げます。それぞれの時代がどのように解釈され、日常のファッションに取り入れられ、発信され、個性あふれる創造的かつ革新的なアイデンティティを生み出してきたかを理解するまたとない機会となっています」と語りました。

 

70年以上を写真で振り返る:

1950年代から1970年代

展示写真のタイムラインは、戦後の1950年代から始まります。この第二次世界大戦からの復興・回復期には、世界のオートクチュールや日本映画、ロカビリーなどの音楽からインスピレーションを受けていました。化学繊維の品質向上により既製服が普及し、衣料品の消費が増加していった時代です。衣食住が近代化した1960年代には、ミニスカートやパンタロンなど、世界的に若者の間で流行ったファッショントレンドが日本でも際立ちます。1970年代では、日本人デザイナーが初めて世界のファッションショーの舞台で活躍。同時に、日本国内ではカウンターカルチャーとともに、保守的な膝丈スカートを取り入れたファッション、 「ニュートラ(New Traditionalを表す和製英語の略称)」が学生の間で流行りました。

1980年代から1990年代

1980年代は経済力が向上し、若者や大人たちが高級品を含むファッションアイテムに多くのお金をかけるようになりました。有名デザイナーが立ち上げたDCブランド(Designer’s Brandを表す和製英語の略称)も人気の絶頂期を迎えます。また、ファッション誌やライフスタイル誌がストリートファッションのトレンドを左右する上で欠かせないものとなり、アメカジ(American Casualを表す和製英語の略称)をベースにした「渋カジ」が学生を中心に流行しました。1990年代には様々なカルチャーが派生し、ファッションが細分化していきました。最も後世に影響を残したのは、スケートボーダーやDJ等のストリートカルチャーの文脈を受け継いだブランドが一大ムーブメントを起こした、「裏原系ファッション(有名デザイナーによるセレクトショップが原宿の裏手の住宅街にオープンしたことをきっかけに生まれたスタイル)」です。また、音楽を通じて様々なジャンルを自由にリミックスしたクラブファッションも流行しました。一方で引き続き若者カルチャーの中心地であった渋谷では“コギャル”(独特なファッションを愛好する高校生や若い女性を指す呼称)が登場し、裾の短い制服スカートとゆったりとしたふくらはぎ丈のルーズソックスの組み合わせというファッショントレンドの火付け役となり、独自の文化を生み出し「女子高校生ブーム」を巻き起こしました。

2000年代から2010年代

2000年代に入ると、世界的に展開するファストファッションが上陸。インターネットの普及とともにファッションをグローバル化させました。2010年代では、2011年の東日本大震災の影響を受け、日本の若者はよりシンプルで持続可能なスタイルを求めるようになり、現代の「着心地の良さ」や「ゆったりとしたフィット感」を優先するファッションへとつながっています。

日本のストリートファッションの創造性と独創性は、現在でも世界中のデザイナーやファッショニスタにインスピレーションを与え続けています。

 

JHSPのアクセシビリティプログラム

ジャパン・ハウス サンパウロでは、本展の主旨をより深くご理解いただくために、ガイドツアー、セミナー、ワークショップ、専門家によるトークイベントなど、さまざまなサイドプログラムを実施します。また、JHSPアクセシビリティプログラムの一環として、音声および手話ガイドもご用意しています。

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『日本のストリートファッション』展

#SutoritoFashionNaJHSP #ModaNaJHSP

監修:山口 壮大氏
協力:ACROSS編集室(PARCO) / FRUiTS Magazine

開催期間:2024年6月25日~10月20日
入場無料

※展示はアクセシビリティ対応をしています。

オンライン事前予約(オプショナル):
https://agendamento.japanhousesp.com.br

会場:ジャパン・ハウス サンパウロ 2階
住所: パウリスタ大通り52番地

開館時間: 
火曜日~金曜日 10時~18時
土曜日・日曜日・祝日 10時~19時

月曜日は閉館日となっております。祝日が月曜日の場合でも、閉館となっております。

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