展示

『童心:日本のおもちゃの魅力』展

地域性、時代背景、人々の生活を色濃く反映していると言われる日本の玩具。多種多様な玩具の展示と、インタラクティブな体験を通して日本の魅力を紹介します。

会期

2023.06.27―2023.11.12

火曜日~金曜日

10時~18時

土曜日・日曜日・祝日

10時~19時

入館料

無料

オンライン予約(オプショナル)

https://agendamento.japanhousesp.com.br/agendamento

アクセシビリティプログラム


 

Share

『童心:日本のおもちゃの魅力』展

ジャパン・ハウス サンパウロにて、日本の玩具を通して、日本の文化や特徴を紐解く『童心:日本のおもちゃの魅力』展を2023年6月27日から11月12日まで開催します(2F/入館無料)。

本展では、東京玩具人形協同組合が発行する「月刊トイジャーナル」(玩具業界の専門誌)協力のもと、日本の戦後以降の玩具の歴史を年表でたどりながら、日本で約半世紀前に誕生し今でも不動の人気を誇る玩具、安心・安全へのこだわりや実用性を備えた日本ならではの視点で創り出された玩具、日本発、そして世界へと羽ばたいた玩具やゲーム、キャラクターなど現代の玩具126点を展示します。

Card com o Kv da exposição

玩具の背景にあるもの

玩具はそれぞれの民族や国の文化の豊かさを示す尺度であると考えられています。玩具は単なるモノではなく、実際に触れることにより子供たちの想像力を育み、共有や協力することで社会性を身につける一助ともなっています。本展では、時代背景や地域の特性、人々の暮らしを反映した日本の玩具を通して、ブラジルと日本の玩具の相違を発見しながら玩具に隠された日本の魅力をご体感いただきます。

本展ではブラジルのみならず世界的に知られている日本の玩具にも着目。1975年から販売され世界47ヶ国で約1500万個を売り上げている「Pula Pirata (黒ひげ危機一発)」や、1977年から販売されているお絵かきボード「Lousa Mágica(せんせい)」、1985年に誕生し70ヶ国以上で展開され、日本ではレストランやテーマパークもある「シルバニアファミリー」のミニチュア人形のドールハウスなど、ブラジルでも人気の玩具が日本発であることに、来館者に驚きをもたらします。

体験から学ぶ

来館者が実際に玩具に触れ、体験をできる特別エリアもご用意。「遊びは子供の人格形成や社会性の発達に欠かせないものです。玩具は子供の想像力、認識能力や運動機能の発達を促し、物を共有して協力し合うことやコミュニケーションの大切さを教えてくれます。本展では玩具を通じて、来館者、特に子供たちはブラジルと日本、両国の文化の違いや共通点を感じ体験することで日本文化の特徴を学び、日本との繋がりを更に深めるでしょう」と本展のキュレーターを務めるジャパン・ハウス サンパウロ企画局長ナターシャ・バルザギ・ジーネンは語っています。

日本の玩具をたどる

他にも、在サンパウロ総領事館のご協力のもと伝統的な玩具を展示するほか、1966年に誕生し、そのシリーズが現在でも放映され、ブラジルでは1970~80年代に大人気を博した「ウルトラマン」のフィギュア、スマートウォッチを彷彿とさせるデザイン進化を遂げた最新のバーチャルペット「たまごっち」(1996年誕生)、キャラクター「ハローキティ」(1974年誕生)のセットなども展示。

「本展のタイトル“童心”とは、子供の純真な心を表す言葉です。私たちが本展を通して描いたのは、世界中でヒットした玩具を通して共通認識や共感を呼び起こしながら、日本国内のみで展開しているモデルから日本の日常を連想することができる展示です。子供だけでなく、大人も“他者”や異なる習慣を認識し共感を生むことは非常に大切なことです」とジーネン局長はコメントしています。

展示玩具には「ベイブレード」(1999年に発売され、同名アニメのヒットにより販売数5億個を突破)、「アクアビーズ」(2004年から販売されている水に触れるとくっつくカラフルなビーズ)や「パチェリエ」(2018年から販売されているバッグメイキングキット)などモノづくりを楽しむ玩具、アニメ・新幹線変形ロボ シンカリオンの「シンカリオン」やスーパー戦隊・パワーレンジャーシリーズの「巨大ロボ ドンオニタイジン」などのロボットフィギュア、日本を代表する人形「リカちゃん」(1967年に誕生し、現在でも日本市場において強い存在感を持つ)やメルちゃん(1992年から販売されているお世話人形)、アニメ「プリキュア」(2004年)に登場するキャラクターの人形など、日本国内の売上ランキング上位商品も含まれています。

更に、コロナ禍による自粛期間に自宅で楽しめる趣味として人気が高まったパズルやアナログゲームなど、日本の玩具市場のトレンドも紹介。日本で初めて世界文化遺産に登録された姫路城や沖縄県の首里城といった歴史的建造物などを極小サイズのブロックを組み立てて再現することができる手のひらサイズの「ナノブロック」(2008年から販売)、エッチングとレーザーによる微細な加工を施した厚さ0.2mmの鉄板を曲げたり折ったり差し込んだりすることで細部まで再現されたモデルを組み立てる事ができる「メタリックナノパズル」(2011年発売)や、スタジオジブリのアニメーション映画「となりのトトロ」(1988年)のトトロやアニメ「ドラえもん」(1973年)のドラえもんとドラミが透明に輝くビーズで立体的に表現できる「クリスタルパズル」なども展示します。

日本の"こいのぼり"を作る

『童心:日本のおもちゃの魅力』展の主旨をより深くご理解いただくために、子供から大人まで楽しめる多種多様なサイドプログラムもご用意。日本では5月5日を子どもの成長と幸福を願う祝日「こどもの日」とし、力強い鯉を幟(のぼり)に描いた“こいのぼり”を飾る風習があります。この伝統的な習慣に習ってブラジルの「こどもの日」に向けた“こいのぼり”を作るワークショップや、囲碁(白黒の石を交互に置き自分の石で囲んだ領域の広さを競う)体験なども予定しています。また、エポック社、パイロット、ハズブロのご協力のもと、様々なワークショップも随時開催。詳細はジャパン・ハウス サンパウロのウェブサイトにてご案内いたします。

JHSPのアクセシビリティプログラム

ジャパン・ハウス サンパウロでは、JHSPアクセシビリティプログラムの一環として、音声、手話ガイド、触覚により鑑賞できるアクセシビリティツールもご用意しています。

--

『童心:日本のおもちゃの魅力』展

協力:月刊トイジャーナル

#DoshinNaJHSP #BrinquedosNaJHSP

開催期間: 2023年6月27日~2023年11月12日
入場無料
※展示はアクセシビリティ対応をしています。

オンライン事前予約(オプショナル): https://agendamento.japanhousesp.com.br

会場:ジャパン・ハウス サンパウロ 2F
住所: パウリスタ大通り52番地

開館時間: 
火曜日~金曜日 10時~18時
土曜日・日曜日・祝日 10時~19時

月曜日は閉館日となっております。祝日が月曜日の場合でも、閉館となっております。

トップへ戻る